結石&メタボ撃退のための食生活改善6ヶ条
おしっこをアルカリ側に傾ける食生活のコツをまとめました。メタボリックシンドロームの予防にも効果的です。
第1条 肉類を減らし、大豆製品や魚介類でたんぱく質をとりましょう
肉類の多い食生活は、動物性たんぱく質をとりすぎることとなり、おしっこを酸性に傾けます。お肉の代わりに、植物性たんぱく質の大豆製品(豆腐や納豆)などを多くとり、また肉よりも総じて
エネルギー(= カロリー)量の少ない魚介類を増やしましょう。
第2条 脂肪のとりすぎに注意しましょう
高脂肪の食事もおしっこを酸性に傾けて、結石をできやすくします。また、脂肪のとりすぎは肥満の大きな原因であり、メタボリックシンドロームをも招きます。以下のような工夫をしてみましょう。
- ・揚げ物の回数を減らす
- ・炒め物の油を少なくする
- ・ドレッシングはノンオイルのものを使う
第3条 野菜や海藻類を毎食1皿以上とりましょう
野菜や海藻類を多くとることは、おしっこをアルカリ側に傾けるのに役立ちます。これらに多く含まれる食物繊維は、腸でカルシウムとくっつき、排便時にカルシウムとともに排泄されるので、カルシウム結石予防に有効です。食物繊維はまた、中性脂肪や糖の吸収もゆるやかにし、メタボ予防にも効果を発揮します。毎食1皿以上を目標にとるようにしましょう。
第4条 夕食は就寝の4時間前までにはすませましょう
食事でとった結石関連物質がおしっこの中に出てくるのは、食後2時間から4時間がピークです。その前に寝ると、結石をつくる物質が、寝ている間におしっこの中へたくさん排泄されることになります。睡眠中は水分がとれず尿が濃くなるのでただでさえ結石ができやすく、食後すぐ寝たりすればさらにその傾向を強めることになります。夕食は就寝の4時間前までにはすませるようにしましょう。
第5条 食事は朝・昼・晩を均等にとりましょう
食後におしっこの中にでてくる結石関連物質(結石をつくる物質)。1日3食を規則正しく、適量をとれば問題はありません。しかし、朝食を抜き、昼は軽く、夜にドカ食い……といった食べ方をすれば、夕食後に出る結石関連物質がぐっと増え、結石ができやすくなります。結石予防・メタボ対策には、朝食をしっかりとり、夕飯を軽めにすることが大切です。
第6条 糖分、塩分、プリン体のとりすぎに注意しましょう
- ・糖分のとりすぎ
(肥満をもたらすだけでなく、尿を酸性に傾け結石の原因になります) - ・塩分のとりすぎ
(高血圧を招くと同時に、尿中にカルシウムを増やし結石をできやすくします。摂取量は1日10gまでを目安に。) - ・プリン体のとりすぎ
(魚卵や内臓類などに多いプリン体は、尿酸の元になる物質です。とりすぎると、尿酸結石や高尿酸血症の原因になります)
尿路結石&メタボを未然に防ぐ、効果的な食生活です。
まずは3ヶ月間、実践してみましょう!