人間の「食」の身勝手さ(?)に黙々と働きつづける消化器
米やパンに始まり野菜や果物から魚や肉、はたまた蛙にバッタなどの虫類まで、人間ほどあらゆるものを口にする生物はいないでしょう。
中には、火傷しそうな熱い飲み物から冷たい氷の塊に、黴がついたチーズや焼け焦げたパン、時にはオナカを傷めるのではないかと思われる金属片など、予測しないものだってあります。
それらを受け入れる側の胃としては“腹も身の内、ちょっとは自分の胃のことを考えて食べてほしいなあ”とグチのひとつも出て、仕事を放っぽりだしたくなるところでしょうが、それでも、選り好みせず、黙々と入ってきた食べ物を処理してくれる胃袋のタフさかげんには、頭が下がります。